ネタバレなし:映画「フォーリング・ダウン」オヤジ暴走!

こんにちは。husband(@kumafumoblog)です。

今回ご紹介する映画

「フォーリング・ダウン」(原題:Falling Down, 1993年(平成5年)公開)

は、このブログでよく取り上げる「マイナー映画」ではありません。

主演はマイケル・ダグラス、そしてアカデミー賞受賞俳優のロバート・デュヴァルも出演しています。

そして、後に「バットマン・フォーエヴァー」でメガホンを取るジョエル・シューマッカー(故人)が監督を務めています。

「メジャー映画」と呼んでも差し支えないでしょう。

ただ、観てスカッとするアクション作品ではなく、心暖まるヒューマンドラマでもありません。

平たく言えば、初夏のアメリカ、ロサンゼルスの街中を一人の中年男が暴れ回るという話です。

ここまで書くと、「B級映画」の香りを撒き散らしているように思われるでしょう。

しかし、決して「しくじり映画」ではありません。

 

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初夏のLA。ハイウェイが渋滞する中、一人の男が・・・。

舞台は映画の都ロサンゼルス。

6月のある日、街は灼熱の太陽に照り付けられていました。

そんな中、ハイウェイ(高速道路)で道路工事のため、大渋滞が発生しました。

多くの車が立ち往生し、ドライバーたちは苛立っていました。

そうした車の一台を運転していた主人公の白人男性

「D-FENCE」(本名は後半に判明。車のナンバープレートが「D-FENCE」(防衛)となっていたため、警察からはそう呼ばれた)

は、エアコンが故障した車内でなすすべなく待っていました。

しかし、突然車から降りると、その場に車を置いたまま、道路脇の丘を上って去って行きます。

周囲の車のドライバーが

「車を置いて、一体どこに行くんだ?」

と聞くと、D-FENCEは

「家に帰る。」

と一言だけ答えました・・・。

 

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雑貨店で店主と口論に。そこで男がブチ切れ!

街の外れに着いたD-FENCEは、公衆電話から電話をかけようとしましたが、小銭がありません。

そばの雑貨店に入り、両替を頼みます。

しかし、韓国系移民の店主からは、何か商品を買うよう言われます。

仕方なく缶コーラを一本買おうとしますが、コーラは生ぬるい状態でした。

さらに、値段がぼったくりのような金額でした。

D-FENCEは店主と口論になります。

そこで頭の線がプツンと切れたD-FENCEは、店内にあった木製バットで商品や陳列棚をメチャクチャに叩き壊します。

強盗かと怯える店主に両替をさせ、コーラの代金を払うと、D-FENCEは店から出て行きました。

 

退職の当日、老刑事は中年男の奇行に気付く・・・。

同じ日の朝、ロサンゼルス市警の老巡査部長ブレンダガストは、退職の日を迎えていました。

家庭の事情で定年より早く退職する彼は、最後の一日をのんびり過ごすはずでした。

そんな中、一人の韓国系商店主が、警察署に器物破損の被害届を出しに来ました。

商店主から事情を聴いているうちに、ブレンダガストはあることに気付きます。

実はブレンダガストもハイウェイ大渋滞に遭遇していたのですが、白バイ警官や他のドライバーから聞いた

「車をほっぽり出していなくなった中年白人男性」

と、商店をメチャクチャにした男の特徴が酷似していたのです。

ブレンダガストは、仲の良かった女性刑事と一緒に、その男のことを調べ始めます・・・。

 

謎の中年オヤジの暴走と、老刑事の追跡が並行する!

これ以降はネタバレになるので、詳細は書かずにおきます。

街のあちこちでトラブルに巻き込まれ、または巻き起こしていく謎の中年オヤジD-FENCEと、その正体に迫っていくブレンダガスト刑事の行動が、ストーリーの核となります。

そこに、1990年代のアメリカの社会問題(今も続いているものも多い)が絡み合っていきます。

D-FENCEは、ある目的を遂げるために、ブチ切れた精神状態で暴れまくります。

まるで、ブレーキの効かない暴走列車のようです。

 

オヤジの手にする武器が、『わらしべ長者』のように進化する!

D-FENCEが手にする武器も、最初は木製バットでした。

ところが、トラブルの度に新たな武器(木製バット一本→切り出しナイフ一本→自動小銃数丁)を手に入れていきます。

挙げ句の果てには、戦場で使われるポータブル型ロケットランチャーまで手に入れます。

まるでバイオレンス版「わらしべ長者」的な展開です(笑)。

そうした武器を入手する過程でも、現代アメリカに通ずる社会問題が描かれています。

このD-FENCEというオヤジは、一体どこに行こうとしているのか?

何が目的なのか?

何に怒っているのか?

ブレンダガスト刑事は、D-FENCEを捕らえることができるのか?

 

最後に・・・。

この作品はDVDレンタルが可能で、Amazonなどで販売もされています。

興味をお持ちの方は、一度ご覧ください。


 

観終わって気分がスッキリすることも、感動で胸が熱くなることもありません。

しかし、心の中に何か塊のようなものが残る作品です・・・。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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