中学校で「中国語」を必修科目にすべき?

7月に入ってから、テレビのニュース番組で

「中国共産党 創立100年」

という話題が急に増え始めました。

1921年に創立されたということで、確かに2021年は100周年に当たります。

中国では記念式典が開催され、祝賀ムードが(無理矢理?)広まっている旨が報道されています。

 

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日本が国難の真っ只中に、なぜ外国の話題を報道?

中国は、今やアジアはもとより世界の大国であり、日本ともプラスマイナスの両面で関係の深い国です。

報道自体は別段不思議ではありません。

しかし日本の現状は、よその国のことを気にしていられる状況ではありません。

コロナ第5波の危機、ワクチン供給の急激な鈍化、飲食・観光分野を中心とする景気の後退、そしてその最中に「世界的スポーツイベント」を開催しようとしていること・・・まさしく

「国難」

以外に表現しようがありません。

ところが、唐突に中国の話題が前面に出て来たので、

「日本国民の関心を国内問題から一時でも逸らすため、政府がマスコミに圧力をかけたのでは・・・?」

と要らぬ邪推をしてしまいます。

 

『経済戦争』の時代、日中関係は難しい!

政治面では様々な対立を抱えていますが、日本経済はもはや中国抜きでは成り立ちません。

21世紀は弾丸やミサイルではなく、

「マネー」

という武器(政界では「実弾」という隠語があります)

により

「経済戦争」

を行う時代です。

本来なら日本の側から関税引き上げ、経済封鎖などの措置を取ってもおかしくありません。

しかし、中国の大きな武器である

「チャイナマネー」

は、日本経済にとっては欠かすべからざる要素となってしまっています。

日本国民の対中感情は、長い間悪化し続けています。

一方、ビジネス的には

「上得意のお客様」

であり、観光面でも

「丁寧におもてなしすべきゲスト」

です。

 

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中国語をある程度使いこなせる日本人は、ごく少数!

そうした立場にある日本ですが、日本人で中国語を一定レベル以上使いこなせる人は、ごく少数のはずです。

かく言う私も、中国語は全く分かりません。

日本人の大多数にとっては

「外国語=英語」

であり、英語は小学校から学習が始まっています。

大学の第二外国語で中国語を履修する人もいますが、ほとんどの人は中華料理や麻雀以外で中国語に触れる機会はありません。

しかし、社会人になって企業活動に関わるようになると、非常に多くの人たちが中国の取引先と関わりを持つようになります。

 

対中国ビジネスに備え、中国語を早くから学習するのは合理的!

中国企業も日本を含む外国の企業との仕事では、英語を用いる場合が大半かもしれません。

しかし

「物を売りたい。」

「物を買いたい。」

とより切実に思っている側としては、相手の言葉を使って交渉する方が、間違いなく有利・有益でしょう。

「英語は世界の共通語!」

などと信じ込んでいては、今後の対中国ビジネスで日本企業が勝ち抜くことはできないでしょう。

そう考えると、日本人が早いうちから中国語の学習を始めるのは、極めて合理的です。

 

入試偏重ではなく、基礎力の習得を目標とすべし!

かと言って、日本語の基礎も覚束ない幼少期から中国語を学ばせても、仕方がありません。

それはどの外国語でも同じです。

英語が以前そうだったように、中学生から中国語の発音(これが一番難しい・・・)や文法の基礎を学んでいけば、十分だと思います。

英語と同じような学習量の消化は、まず無理なはずです。

極端な話、内申書の評価対象や入試科目にする必要はありません。

後に社会に出てからの

「来たるべき時」

に備えられる基礎力が身につく程度でよいと考えます。

 

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アメリカが戦争の泥沼にはまったのは、外国語能力の不足?

話が少し逸れますが、アメリカは21世紀前半、アフガニスタンやイラクへの侵攻を行いました。

皆様もご存知の、歴史的事実です。

圧倒的な軍事力を持ちながら、アメリカは過去のベトナム戦争と同様、泥沼にはまり込みました。

そして、真の勝者となり得ないまま、撤退することとなりました。

その原因の一つとして、一部の専門家が指摘していたのが

「インテリジェンス(情報収集・分析)能力の低さ」

です。

CIA(中央情報局)

は強大な組織ですが、当時はアラビア語やペルシア語に精通した人材が不足していたそうです。

そのため、情報を十分に集められず、集めた情報についても的確に分析することが困難だったというのです。

そうした点が、政府や軍の様々な判断ミスにつながったとも言われています。

 

最後に・・・。

この話から得られる教訓は

「戦う前に敵を知れ。」

です。

前述したように、21世紀の戦争は基本的に「経済戦争」です。

そして、100%

「勝つか負けるか」

の二者択一ではありません。

互いにビジネスで利益を得合う中で、自分たちの

「利益を最大化する」

ことが重要となります。

これから日本社会を牽引していくことになる若者たちにとって、

「英語」

だけが全てではないはずです。

「巨龍」

中国と伍していくための武器として、中国語の重要性は増していくはずです。

文部科学省も、せめてそれくらいは見越して、政策を国に示していかないと、存在意義が問われかねないと思うのですが・・・。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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