現金決済での不動産取引、銀行以外だと振込できず困る!

このブログでは、不動産の任意売却取引について、いくつか記事を書いてきました。

不動産の売買取引には少なくとも数百万円台のお金が動くため、通常は銀行などの金融機関で取引が行われます。

売主、買主、担保権者など全員が現金を扱うことなく、振込でお金のやり取りを行えるからです。

金融機関の応接室や会議室に関係者が集まり、振込手続の終了を待つというのは、私も今までに何度となく経験してきました。

 

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金融機関以外での取引では、よく保証小切手が使われる!

しかし、ごく稀にですが、金融機関以外の場所で取引が行われるケースがあります。

例えば破産者の所有不動産については、破産管財人弁護士が売却手続を行いますが、弁護士事務所で取引が行われる場合があります。

あるいは、不動産業者が売主または買主で、自分の事務所で取引を行う例もあります。

ただ、こうした場合は大抵

「保証小切手」

が用意されていて、債権者が何千万円もの現金を渡されるようなことはありません。

弁護士も業者も、多額の現金を扱ったり保管しておくのは、なるべく避けたいからです。

保証小切手の振出人である金融機関支店に、その場で携帯で電話して小切手番号を伝えます。

そして、正式に振り出された旨を確認します。

それがやや手間ではありましたが、多額の現金を一時的にでも持ち歩くことに比べれば、楽な作業です。

 

金融機関ではない取引の場で、多額の現金を渡されることも!

ところが、上で「大抵」と書いたように、物事には必ず例外が発生します。

弁護士事務所や不動産業者の事務所での取引にもかかわらず、保証小切手ではなく現金で回収金を渡される場合です。

金融機関がすぐ近くにあるなら、取引終了後すぐに現金を自社の回収金口座に振り込めば終わりです。

しかし、そういう場合に限って、近くに金融機関がないことが多いのです。

 

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現金2,000万円を受け取って、タクシーで職場に戻った!

私自身の経験としては、ある不動産業者事務所での取引で、現金約2,000万円を受領しました。

用心のために同僚一人に同行してもらい、取引に臨みました。

現金を受け取って取引が終わると、我々は外に出てすぐタクシーを拾い、職場へ戻りました。

自分の部署より先に経理部門へ向かい、現金を一旦預けてから、自分の部署で入金処理を行いました。

2,000万円近くの現金を、なるべく手元に置いておきたくなかったのです。

 

約5分間、現金約600万円を持って外を歩いた・・・。

もう一つの例は、破産管財人弁護士の事務所での取引でした。

その時は、取引当日に同僚たちも全員取引などで外出するため、私一人で取引に立ち会いました。

取引は無事に終わり、現金約600万円を受領して事務所を出ました。

しかし、そこから最寄りの銀行支店までは、徒歩で5分ほどかかりました。

約600万円の入ったカバンを片手に、私は足早に銀行へと急ぎました。

その間の約5分が、いやに長く感じられました。

前方から人が歩いてくると、時計を確認するふりをして背を向けたりしたことを、今でも覚えています。

銀行に着いて、回収金の振込依頼を窓口で行った直後は、本当にホッと安心できました。

 

最後に・・・。

多額の現金を目にする機会など滅多にないので、ある意味面白い経験ではありました。

しかし、精神衛生上はよろしくないので、やはり不動産取引は金融機関で行って欲しいと切に願います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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