「モテ男」・・・。
世の男性のほぼ95%にとっては、全く縁もゆかりもない言葉です。
この「95%」という数字は、非モテ男の一人である私が当て推量で導き出した、全く根拠のないものです。
『モテ男』の条件トップ3とは?
「モテ男」、すなわち女性にモテる男性の条件として、第一に思い浮かぶのは
「男前」
「ハンサム」
ということです。
言葉にすればシンプルですが、「モテ男」を目指す男性にとっては、とてつもなく高い壁として立ちはだかって来ます。
男前かどうかの違いなど、遺伝子の配列のほんの少しの違いのはずですが、男性の人生に多大な影響を与えます。
この段階で、「モテ男」レースからは膨大な数の脱落者が出ます。
中には「美容整形手術」という裏技を使う人もいますが、結局
「養殖もの」は
「天然ハンサム」
には及ぶべくもないという、冷徹な現実を突き付けられます。
第二の条件として、
「金持ち」
が挙げられます。
しかし、この条件も世の男性の圧倒的大多数にとっては、攻略不可能な要塞です。
テレビやネットで話題に上る、美人女優や女性アナと金持ちブ男のカップルに対し、悪態をついてストレスを発散するのが関の山です。
第三の条件
「話が面白い」
に至ってようやく、努力によっては手が届くかもしれないというレベルになります。
実際はかなり高いハードルなのですが、お笑いタレントとアイドル・女優などの熱愛・結婚報道を見聞きすると、自分も何とかなるんではないかという錯覚に陥る人が多数います。
何一つ条件を持たない『モテ男』が存在する!
今まで挙げた三つの条件が、「モテ男」になるための武器としては一般的でしょう。
有名人・一般人を問わず、「モテ男」の大多数はそれら三つのうち少なくとも一つ(人によっては二つ以上)を持ち合わせています。
しかし、物事には必ず例外というものがあります。
三つのうちどれ一つ持っていなくても、「モテ男」になってしまう男性が存在するのです。
同じ職場のある男性社員が・・・。
私が勤めていた職場に、一人の男性社員がいました。
ルックスは、とりたててハンサムでもブサイクでもない普通の顔立ち。
経済状態は知りませんが、サラリーマンをやっているということは、超金持ちの家の子とも思えません。
それならば、明るくて話が面白い職場の人気者という、第三の条件に該当するのでしょうか?
実はそうでもありません・・・。
直接同じ部署で仕事をしたことはありませんが、噂では仕事は結構できるそうです。
ただ、電話などで話をすると、何とも
「ダルい」
感じなのです。
朝・昼に関係なく、常に覇気が感じられません。
どことなくしんどそうな話し方・雰囲気で、
「早退して病院に行った方がいいんじゃ・・・。」
と言いたくなるほどです。
そして、目上の人から
「あいつは朝も全然挨拶しない。」
と陰口を叩かれていました。
ただ、昼休みなどの休憩室では、後輩などとは普通に会話していました。
さらに、女性社員(特に若手)には自分からあれこれ話しかけていました。
相手によって態度を変えるタイプのようです。
特に無視されてはおらず、本人は楽しそうに話していたので、私も全く気にしていませんでした。
ある日、社内結婚したことが判明!しかし・・・。
私が異動で別の部署に行ってしばらくした頃。
社内で結婚した人がいると、お知らせが貼り出されるのですが、そこにその男性社員の名前を見つけ、ちょっと驚きました。
しかし、そのすぐ横を見て再度驚きました。
何と、同じ社内の女性社員と結婚していたのです・・・。
それも、女性の方は割と美人で、正直言って不釣り合いなカップルでした。
「まあ、『蓼食う虫も好き好き』と言うしな・・・。」
と思った記憶があります。
ところが翌年、結婚して一年もしないうちに離婚となったのでした。
離婚の理由は不明ですが、私としては知りたいとも思いませんでした。
その後、またしても社内結婚!
しばらくして、私が以前一緒に働いていた女性から、衝撃的な情報を聞きました。
その男性社員は、その後間もなくして同じ職場で働いていた別の女性と付き合い、再婚したとのことでした・・・。
その女性も綺麗な人で、これまた不釣り合いでした。
その事実を広めたくなかったのでしょう。
結婚のお知らせを貼り出さないよう、総務部に頼んでいたそうです。
しかし、女性同士のネットワークの前には、情報統制も完全ではありませんでした。
さらなる衝撃の事実を聞かされ・・・。
私はさらに、もう一つ衝撃の事実を聞かされました。
私が異動前にいた支店に、新人で配属された女性社員がいました。
その人は愛らしいルックスで性格も明るく、話を聞いた女性曰く
「太陽みたいな感じ」
の人でした。
何とその女性社員が、件の男性社員と一時期付き合っていたというのです・・・。
男性社員は、その若手社員と別れてしばらくした後、最初の結婚相手と付き合ったらしいです。
私に話を教えてくれた女性は、その男性社員が嫌いだったらしく、
「あいつ、昼休みに時々しょうもない冗談言って、私にもちょっかいかけて来てた。」
と語っていました。
「あの若手の子、よりによって何であんなのと付き合っちゃったのかな?他にもっといい男見つけられるのに・・・。」
と、苦虫を噛みつぶしたような表情でつぶやいていました・・・。
最後に・・・。
世の中とは、つくづく不思議なものです。
周りから見れば「モテ要素」ゼロの人間(男女問わず)でも、自分よりはるかにグレードの高い相手と、次々と付き合えることがあるのです。
そうだからと言って、その人が本当の魅力を備えているとは限りません。
それを見抜けずに付き合った相手は、苦い思いを抱いて別れることになります。
皆様も十分注意いただきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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